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お金になるモノ、価値のあるモノは変わる
時代が進化して、技術が進化して、ITが進化して、生活が進化して、どんどんお金の使い方と稼ぎ方が変わっているし、もっともっと変わっていく。お金になるモノ、価値のあるモノは変わる。流行りや技術が変化して、最近の流行りがわからない、最近の技術を使いこなせない、などと同様にして、人が何にお金を払うのか、何の価値が上がり何が下がるかも流動的に変化し油断すると付いて行けなくなる。
以前書いた、10年後、20年後の未来の世界と仕事がよく読まれているみたいなので、これと同じ要領で主観的に思う「お金になるモノ、価値のあるモノの変化と稼ぎ方」について書いてみる。
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今と昔の稼ぎ方
今の時代、お金が簡単に稼げるようになっている。と言えば、多くの人に反論されるかもしれない。やれ不景気だ、やれ仕事がないと。就活をすれば容易に正社員になれたり、バブルの時代があったことを考えると、そのように感じる方が一般的かもしれない。しかし一方で今は、月3万以上副業で稼ぐサラリーマン、月20万以上稼ぐ中高生、月100万以上稼ぐ小学生が増えている。億稼ぐ未成年もいっぱいいる。Webサービスやスマホアプリによって、個人で文を売れたり、簡単に支援金を集められたり、動画再生数に応じて収益を得れたり、個人同士(C to C)のマッチングが容易になって個人でもサービス提供を容易にお金に出来たり、稼ぐ手段が多様化されているし、稼ぐ手段が目まぐるしく増えている。もちろん、誰でも稼げる手段が増えれば誰でも稼げるわけではなくて、YouTuberは日本にも年収億越えの小学生がいる一方で、競争率が激しくて、安定もしないし、月3万以上稼いでいる人すら極々僅かだ。その代わり、年齢、学歴、スキル関係なく誰でも挑戦は出来るし、成功する可能性は少なくても確かにある。昔は、誠実な心と健康的な身体を持ち、成人して学歴があり、努力と忍耐と向上心を保ち続ければ稼げる人間になることがほぼ保証されていた。しかし今は、昔の稼げる当たり前の条件がどんどん崩壊した代わりに、ほとんど無条件に誰もが稼げるチャンスを得ることが出来ている。同時に、稼げる方程式が複雑難解になり過去の模範や学業では対応解決が困難になっている。
昔は大企業に就職して先輩の言うことを聞いて堅実に働き続ければ収入は増えて行った。しかし、今の22歳新卒は20年同じ会社にいたら今の40代の収入になるだろうか?いや、ならないだろう。そもそも、今のこの時代変化で、会社が20年残ることが大企業であっても非常に難しい。20年後の会社は、19年後にリストラされた大企業にずっといた40代のおじさんを中途採用するより、最新技術を使いこなせている未来の高卒、新卒が欲しい。だから、これからお金になるモノ、価値のあるモノを知る必要があって、その変化から稼ぎ方を変えていかなければいけない。
昔と今の価値は違う。昔と今のお金の使い方も違う。昔の当たり前は今の当たり前じゃない。今、平安時代の言語で「枕草子」を出版したって読める人が少なくて感性も違うし売れるわけもなくて、今、「恋空」が書かれたってiモードがもうないのだから携帯小説すら出てこない。CDやDVDは無料で聴けて見れて売れなくなっている。飲食店経営だって厳しい。そして、今よりもっと未来は違う。ロボットやAIが作れるもの。音楽、映像、画像、ソフト、情報などデジタル化するものはいますでに無料で手に入るものが多いし、もっと無料化していく。食べ物は生きる上で必要だからずっと商売になると思っている人がいるみたいだけれど、もっと効率的に楽に作れて十分に腹を満たし栄養価のある食べ物が増えていって、人々は食事にお金を使わなくなる。若者がお酒離れをしているように。そして、ティッシュ配りでティッシュを無料で手に入る要領で、広告付きで無料で腹を満たす食べ物が増えるようになる。住む場所は生きる上で必要だからずっと商売になると思っている人がいるみたいだけれど、土地はバブル崩壊と共に急激に安くなったように価値なんてすぐ変わるし、建物も建設管理運用が簡単になればどんどんおまけ化無料化するだろう。昔価値のあったものはどんどん無料化するし、今、売れなくなっていっているものはどんどん売れなくなっていく。
じゃあ、これからモノを売ることは、お金を稼ぐことは難しくなっていくのかといえばそうじゃなくてむしろ逆だろう。前述の通り稼ぐ手段は増えているし、敷居は低くなっている。昔の成功ばかり見て、昔の考えを持ち続ければお金はどんどん稼げなくなる。しかし、新しい技術サービスに目を向けて、変化に敏感になり、未来を予測しながら人は何に心を動かされ何にお金を使っているかわかっていけばむしろ昔よりお金は稼ぎやすくなっていると思うんだ。
CDやDVDは売れない。簡単にデータとしてネット上におけるのだから。違法アップロードは確かにダメだし、ダウンロードもダメだ。しかし、簡単に世界中で誰でも出来るのだから取り締まりようがないし、ダウンロードせずに聞く見るのはしょうがないと思うしかない。CDやDVDを買わない人が悪いのではなくて、ミュージシャンも監督や俳優も、CDやDVDで未だに儲けようとしていてビジネスモデルを変更出来ないのが悪いのではないか。監督をしている身としては、「無料でなんてズルい!無料じゃ出演者が仕事出来なくなるんだよ!だから、買ってね!」と唱えている。しかし、未だにDVDを売ろうとして新しい収益化をのビジネスモデルを作ろうとすらしない業界の上の方々を馬鹿だとも思っている。
「体験の提供」がお金になる
今、そしてこれから人々は何にお金を使うのだろうか?それは「体験」だ。モノの価値はどんどん下がるが、体験の価値は上がっている。なぜならSNSがあるから。昨年の流行語大賞は「インスタ映え」だった。今の若者は、美味しいモノを食べるためではなくて、おしゃれな食べ物をおしゃれな友達と食べに行ったという体験のためにお金を払うのだ。無料で観れるけれど遠い作られた存在のテレビには興味なくて、身近でリアルに感じるYouTubeに興味があり会うという体験のためにお金を払うのだ。自分の可愛いと思った服ではなくて、憧れのモデルさんに近づいたと感じる服や流行に合っていて認められる服にお金を払うのだ。有料のスマホアプリは広告を我慢すれば無料アプリも多くあるから買わないのに、無料アプリゲームではゲーム世界で優越感を得るために課金するのだ。音楽を聞くためにCDを買うのではなくて、お気に入りの子を応援したり握手する体験のために、ライブやフェスに友達と行って休日を満喫したという体験のためにお金を払うのだ。
SNSによって、人生の充実や幸せを周りと比べるようになってしまった。だから、モノそのものには価値がなくて、SNSに上げて比べて相対的に幸福を感じる体験を作り上げることに価値があるようになった。これからは、モノや1人密かに楽しむためのサービスはもっともっと売れなくなっていく。SNSで周りと比較出来たり、人に話したくなるような、体験の提供がお金になる。