目次
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麻雀の役
よく翻ごとに麻雀役をまとめられているけれど、それでは鳴いて良いかどうか、鳴くと翻が下がるかわからなくなる。
なので、鳴いて問題ない役か、鳴くと1翻下がる役か、門前のみ(鳴いちゃだめ)の役か、偶然役か、その他に分けてみる。
※以下、数牌は一二三(萬子)、ⅠⅡⅢ(索子)、①②③(筒子)、123(種類問わず)、字牌は東南西北白發中、何か揃ってる牌を□と表記する
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鳴いても変化なし
鳴いて良いし、1翻下がりもしない役。
もちろん鳴いてしまうと立直(リーチ)、平和(ピンフ)、裏ドラなどはなくなるから容易に鳴くと点が下がりやすい傾向はあるけれど、その分スピードと上がる確率が上がる。そしてもちろん組み合わせ次第では強力になる。鳴いても問題ない役でベストな組み合わせを把握しておきたい。
1翻
役牌(ヤクハイ)、飜牌(ファンパイ)
出現割合:40.0%
白白白、發發發、中中中
東東東、南南南、西西西、北北北
白發中いずれかでコーツになれば役牌。
東南西北は、東場の時の東、南場の時の南、または自分が、東家の時の東、南家の時の南、西家の時の西、西家の時の西がコーツになれば飜牌として、それぞれ1翻になる。
字牌はシュンツにならないから持っていてもメンツにするのが難しい。しかし、2枚あればポンで揃って1翻になるし、比較的捨てられやすいからロンもしやすい。鳴いたら早く揃うとはいえ、鳴いても役がなければ上がれない。しかし、鳴いて役牌(ヤクハイ)か飜牌(ファンパイ)が作れるなら安心して鳴くことが出来る。
ただし後先考えず問答無用に鳴いて1翻だけだと点が低いので注意。
断么九(タンヤオ)
出現割合:21.4%
234 345 666 678 88
中張牌だけで作る。
中張牌は62%だから決して多くはないけれど、わかりやすくて狙いやすい。基本的に喰いタンありルールであることが多く、その場合は鳴いても良いから尚更作りやすい。
立直(リーチ)やドラを組み合わせて満貫を狙うのも、勝ち越しのために手っ取り早く鳴いてとりあえず断么九(タンヤオ)を作るのもあり。
2翻
連風牌(レンフォンパイ)
東東東、南南南
別名、ダブ東、ダブ南。飜牌(ファンパイ)の例外。東場の東家の時に東のコーツ、南場の南家の時に南のコーツを作ると2翻になる。
比較的簡単で大きいので、自分が作れる番になったら意識したい。
対々和(トイトイホウ)
出現割合:3.92%
三三三 ⅦⅦⅦ 東東東 發發發 ⑨⑨
4つのコーツとアタマで作られていれば良い。言い換えるとシュンツが1つもなければ良い。鳴いても下がらない。
三暗刻(サンアンコウ)
出現割合:0.76%
三三三 ⅥⅥⅥ 中中中
暗刻を3つ作る。もう一つのメンツは鳴いても良い。ちなみに、上がる時にツモでコーツを作れば暗刻だが、ロンでコーツを作ると明刻になるので注意。
一つのコーツだけ鳴いて作ると、対々和(トイトイホウ)も含み4翻になる。
三色同刻(サンショクドウコウ)
出現割合:0.05%
三三三 ⅢⅢⅢ ③③③
同じ数字のコーツを3種類で揃える。難しいわりに、喰い下がりはないけれど2翻しかない。対々和(トイトイホウ)や三暗刻(サンアンコウ)も一緒に狙いたい。
三槓子(サンカンツ)
出現割合:0.005%
□□□□ □□□□ □□□□
カンツを3つ作る。唯一の役満より珍しい役。ドラ4つ、裏ドラ4にしてしまうので相手もえげつなく強くしてしまうので注意。
小三元(ショウサンゲン)※実質4翻
出現割合:0.15%
白白白 發發發 中中
白發中のうち2種類はコーツで残り1つをトイツにする。厳密には2翻だけれど役牌を2つ含むので実質必ず4翻になる。
混老頭(ホンロウトウ)※実質4翻
出現割合:0.08%
111 999 999 東東東 白白
老頭牌と字牌だけで作る。厳密には2翻だけれど対々和(トイトイホウ)か七対子(チートイツ)を含むので実質必ず4翻になる。
役満
大三元(ダイサンゲン)
出現割合:0.039%
白白白 發發發 中中中
白發中をコーツにする。狙って途中で妥協しても、小三元(ショウサンゲン)にはなるのでとりあえず狙って妥協しても十分強い。
四喜和(スーシーホー)
出現割合:0.012%
四喜和(スーシーホー)は大四喜(ダイスーシー)と小四喜(ショウスーシー)の2つがある。
四喜和(スーシーホー)
東東東 南南南 西西西 北北北
風牌をすべてコーツにする。
小四喜(ショウスーシー)
東東東 南南南 西西西 北北
風牌をコーツ3つとアタマにする。
字一色(ツーイーソー)
出現割合:0.008%
東東東 南南南 白白白 中中中 西西
字牌のみで作る。ダブル役満(ローカルルールだけれど比較的広く取り入れられている)の組み合わせにもなりやすい。
清老頭(チンロートー)
出現割合:0.00181%
一一一 九九九 ⅠⅠⅠ ①①① ⑨⑨
全てのメンツを老頭牌だけで作る。
緑一色(リュウイーソー)
出現割合:0.0011%
ⅡⅢⅣ ⅣⅣⅣ ⅥⅥⅥ ⅧⅧⅧ 發發
英語名はAll Green(オール グリーン)。名前の通り、緑色だけで作られる。理論上は發なしでも作れるけれど、古いルールでは發なしじゃ作れなかったり、逆にローカルルールでは發なしで作るとダブル役満になったりする。
四槓子(スーカンツ)
出現割合:0.000234%
□□□□ □□□□ □□□□ □□□□ □□
カンツを4つ作ると役満になる。出現割合は役満の中でも最も少ない。
鳴くと1翻下がる
鳴いても良いけれど、鳴くと下がってしまう。それなりに難しい役でも鳴くと1翻なら、役牌が1つあっても合わせて2翻にしかならなかったりする。
混一色(ホンイーソウ)は比較的簡単で字牌と相性が良く鳴いても2翻なので積極的に狙いたい。
清一色(チンイツ)は役満以外で最も高い。
2翻(鳴いて1翻)
三色同順(サンショクドウジュン)
出現割合:3.46%
五六七 ⅤⅥⅦ ⑤⑥⑦
3種類の同じ並びの順子を作る。
昔は麻雀役の花形扱いをされていて「配牌を見たら三色を探せ」という言葉もある。しかし、それは赤ドラの流通してなかった時代の話で、強引に揃えるのはスピードが落ちるし、鳴いたら1翻しかないし、リャンメンじゃない悪い待ちになることも多いから、無理して作るほどではないかもしれない。
一気通貫(イッキツウカン)
出現割合:1.75%
一二三 四五六 七八九
同じ種類の数牌で123、456、789のシュンツを作る。
鳴くと1翻になってしまうが、9牌同じ種類で占めるので混一色とも兼ね合いやすい。
混全帯么九(チャンタ)
出現割合:1.24%
123 789 999 白白白 西西
1か9が絡んだメンツと字牌のみでできている。
難しいわりに点数が低いし、捨て牌からも読まれやすい。
3翻(鳴いて2翻)
混一色(ホンイーソウ)
出現割合:6.31%
④⑤⑥ ⑦⑦⑦ 東東東 中中中 北北
字牌と1種類の数牌のみで作る。
鳴かなければ3翻と大きいし、鳴いても役牌(ヤクハイ)や飜牌(ファンパイ)が増えるほど作りやすく役が増える上に混一色(ホンイーソウ)自体も2翻付く。
清全帯么九(ジュンチャン)
出現割合:0.38%
111 123 789 789 99
全てのメンツに1か9が絡んでいる。混全帯么九(チャンタ)と違って字牌が許されない。
6翻(鳴いて5翻)
清一色(チンイツ)
出現割合:0.94%
①②③ ④⑤⑥ ⑥⑥⑥ ⑦⑧⑨ ⑨⑨
1種類の数牌のみで作る。
役満以外で最も高い役。しかし、待ちが非常に複雑になって混乱するので、7面待ちとそれを応用した多面待ちを覚えておきたい。
門前のみ(鳴いちゃだめ)
慣れないうちは不用意に鳴かない方が良い。
なぜなら、鳴かずに立直(リーチ)するだけで役が出来るし、比較的頻繁に成立する平和(ピンフ)も出来て、偶然の門前自摸(メンゼンツモ)、一発(イッパツ)、裏ドラ(役ではない)、などで点も上がりやすい。
一盃口(イーペーコー)とニ盃口(リャンペーコー)が面前限定であることにも注意。
1翻
立直(リーチ)
出現割合:45.1%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
テンパイの時点で「リーチ」と宣言して、1000点を置く。リーチをすると引いた牌を問答無用に捨てなければならない。
メリットは、どんな形でも役が付くのと、ツモや裏ドラでさらに翻が増えること。
デメリットは、リーチした後は捨て牌に自由がないから役の変更が出来ず、安全牌を選ぶことも出来ないこと。
平和(ピンフ)
出現割合:19.9%
234 345 567 789 西西
断么九(タンヤオ)に並び基本で頻出の役。
「麻雀はピンフに始まりピンフに終わる」という格言もある。
ただし、
・メンツは全てシュンツ
・待ちはリャンメン待ちにする
・アタマは字牌でも良いが役牌が付かないものに限る
・平和(ピンフ)の点数計算は特殊
などちょっと複雑なので注意。
門前自摸(メンゼンツモ)
出現割合:17.6%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
鳴いてない状態で、ロンではなくて自分で引いた牌で上がると1翻付く。略して「ツモ」ともいう。
狙って出来るものではないけれど鳴かないだけで門前自摸(メンゼンツモ)により1翻増える可能性があることを覚えて置くと、出現割合は高いので運で満貫や跳満に上がることも多い。
一発(イッパツ)
出現割合:10.2%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
立直(リーチ)後1巡以内にロンかツモで上がる。ただし、鳴かれた場合は取り消し。
門前自摸(メンゼンツモ)と同様に狙って出来るものではないけれど、立直(リーチ)で1翻、さらにそれなりの確率で一発(イッパツ)は起こり得るので運で満貫や跳満に上がることも多い。
逆に相手に立直(リーチ)された時は一発(イッパツ)も取られるとなかなか痛いので、立直(リーチ)後1巡目は普段以上に安全牌に気を配りたい。
一盃口(イーペーコー)
出現割合:4.75%
③④⑤ ③④⑤
全く同じシュンツを二つ作る。それほど簡単な役ではないにも関わらず、1翻しか付かないし、鳴いてもいけない。
③④⑤ ③④のリャンメン待ちになっても②が出たら成立しない。
積極的に狙うよりは、意識しておいて上手く作れそうだったら作るくらいの方が良い。
2翻
七対子(チートイツ)
出現割合:2.52%
□□ □□ □□ □□ □□ □□ □□
麻雀の基本的な上がり方である4つのメンツと1つのアタマとは異なり、同じ2枚組みを7つ作る特殊な形。
もちろん断么九(タンヤオ)や混一色(ホンイーソウ)なども合わせられる。
しかし、東東 東東など同じ牌を4つでは作れないことを注意。また、点数計算も特殊になる。
3翻
ニ盃口(リャンペーコー)
出現割合:0.05%
三四五 三四五 ⑥⑦⑧ ⑥⑦⑧
一盃口(イーペーコー)を2つ作る。難しいわりに鳴いてはいけない。その代わり3翻ある。
役満
四暗刻(スーアンコー)
出現割合:0.049%
三三三 ⅥⅥⅥ 東東東 中中中 西西
暗刻を4つ作る。鳴かないからバレにくく放銃してもらいやすいし、途中で方向転換して作り変えても良いし、もっとも作りやすい役満。三暗刻(サンアンコウ)や対々和(トイトイホウ)に妥協しても良い。
ツモでコーツを作れば暗刻だけれど、ロンで作ると明刻なので三暗刻(サンアンコウ)+対々和(トイトイホウ)になることに注意。また、単騎待ちの場合はダブル役満にするルールがある。
国士無双(コクシムソウ)
出現割合:0.043%
一九ⅠⅨ①⑨東南西北白發中 東
3種類の老頭牌を1つずつ、字牌を全種類、プラスこの中のどれか1枚だけ同じもの2つで完成する特殊な形。
ちなみにツモした時に么九牌が9種あってそれぞれが違うものだと流局出来るが、この九種九牌(キュウシュキュウハイ)から国士無双(コクシムソウ)出来る確率は3%と言われている。
九蓮宝燈(チュウレンポウトウ)
出現割合:0.00045%
1112345678999 + 左のどれか1枚
老頭牌を3枚ずつと、中張牌を1枚ずつと、どれか1枚で作る。役満の王様ともいわれる。
偶然役
1翻
河底撈魚(ホウテイ)
出現割合:0.63%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
最後に打牌(ダハイ)された牌を河底牌(ホウテイ牌)という。それでロンして和了ると1翻付く。
海底撈月(ハイテイ)
出現割合:0.31%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
牌山(ハイヤマ)の最後の牌を海底(ハイテイ)という。それをツモして和了ると1翻付く。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)
出現割合:0.28%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
カンをした後の補充牌(リンシャン牌)であがる。
カンはドラと裏ドラを増やすから、相手の点数も上げる手伝いもする。だから容易にするのは危険だけれど、カンをすることでテンパイするなら嶺上開花(リンシャンカイホウ)を少し期待したい。
搶槓(チャンカン)
出現割合:0.05%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
相手が加槓した牌でロンして和了ると1翻付く。
2翻
二重立直(ダブルリーチ)
出現割合:0.19%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
親の場合は配られた時点でテンパイしていてリーチをかける。子の場合は第1回目のツモ時点でテンパイしていてリーチをかける。ただし、自分の番までに鳴かれてしまうとできない。
役満
地和(チーホー)
出現割合:0.00158%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
子が1回目のツモでいきなり和了ると役満になる。まさに運だけで勝つ。1回目のツモの前に誰かに鳴かれると成立しない。
天和(テンホー)
出現割合:0.0003025%
□□□ □□□ □□□ □□□ □□
親が配られた時点でいきなり和了ると役満になる。確率的には33万回に1回。